八尾ロータリークラブは1961年21名のチャーターメンバーと共に、大阪RCをスポンサークラブとして創立されました。
多くの先輩諸兄によって積み重ねて頂いた輝かしい業績と歴史のうえに、50年の時を経て次なる半世紀に向かう第一歩の年、2011~2012年度の会長としてご指名を受けました。
その重責に恐懼し、分不相応は自覚しながらも、身に余る光栄を誠心誠意を以って務めさせて頂く所存であります。
会員各位のご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い致します。
昨年度、八尾ロータリークラブは国際ロータリー第2660地区松本新太郎ガバナーを輩出され、地区運営を担当する中、地区協議会、地区大会を企画実行して参りました。また、八尾ロータリークラブにおいては、創立50周年の節目を迎えて様々な準備がなされて参りましたが、あの大震災をうけて周年式典、祝宴は自粛するに至り誠に残念の極みであります。とはいえ、私達八尾ロータリークラブが経験した事実は、望むとも叶わぬ得難い年度でありました。知恵を出し合い、額に汗して力を一つに目標に向かう、その姿勢とプロセスにこそ確かめあえる絆と感動があります。
戦後60余年、我が国は奇跡的な繁栄を遂げ、文明社会を甘受し、成熟社会を謳歌する今日であります。
一方、政治不信による経済の低迷、そして社会不安等々、格差社会が散見され始めています。
東日本大震災では甚大な被害を受け、私達がこれまで培ってきた人生観、あるいは、幸福感なり、その意義の変換を余儀なくされています。私達は、真(まこと)の豊さを享受できる未来社会のための新しい価値観を構築し、ロータリアンとして先駆けた取り組みが求められます。ロータリー哲学を規範とした精神性を自身の中に養い、奉仕の理想に邁進しなければなりません。地域、被災地に向けロータリークラブが果たさなければならない役割も少なくないと言えましょう。
一花一草路傍残心 繁雑で慌ただしい世の中でも、木漏れ日の下で読書を楽しみ、道端の一つの草花に足を止めて愛でる心のゆとりと慈しみ満つる社会の実現が望まれます。
マシュー・C・ペリーが浦賀来航の後に記しています。欧米においてさえ日本人のように落ち着いた華麗さと威厳さを持った国民に出会った事がない、仁・義・忠と徳目を習得していた、と言っています。規律の正しさ助け合いの心に込められた社会奉仕の概念は、この時からすでに私達の内に持ち合わせていたのです。ロータリーの精神を鼓吹し、高遠な理想のために更なる喚起が求められます。
本年度RI会長のカルヤン・バネルジー氏は、
「心の中を見つめよう 博愛を広げるために」をテーマに示され、自身の内側から改革を促し、潜在的な力を引き出し奉仕しようと言われています。
「世界が変化を望むなら、あなた自身がその変化にならなければならない」と言うマホトマ・ガンジーの言葉を引用し、平和を望むなら自分自身の生活態度から家庭、地域社会に平和をもたらすことから始まると話されています。
次に国際ロータリー第2660地区岡部ガバナーは
「見直しをすすめ、新しい第一歩を」という活動方針に四つの強調事項を掲げられています。
またこの度の大震災の被災地状況に心を痛めておられ、一定期間東日本に向けた活動を示唆されています。
本年度、八尾ロータリークラブの活動方針を
「信頼、そして友好の輪を拡げよう」と致しました。
信頼とは互いにあって成立するものであり、ものごとの最初にあって愛に繋がるもの。
信頼とは施しではなく、心を通い合わせる事にあります。およそ現代社会において人の集うところ必須、不可欠な要素であるとの思いから提唱させて頂きました。
以上をもって活動計画と致します。
末筆ながら、この度の東日本大震災により被災された皆様、また被災地域にご縁のある皆様に謹んでお見舞い申し上げます。被災地域の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
